「読書会」カテゴリーアーカイブ

隔月(年四回)の読書会(本の著者・内容の紹介を毎回書籍を変えて行います)のお知らせ

9月読書会   『中央アジア探検紀行―オクサスとインダスの間に』

R・ショーンバーグ著 広島三朗訳 1985 年 論創社
20世紀初頭のフンザ バルティト城

パキスタン北部のヒンドゥークシュ山脈とカラコルム山脈の間はまさにオクサス(アム・ダリア)とインダスという二つの大河の上流部にはさまれた地域といえる。パキスタン北部を歩き尽くした訳者によってショーンバーグによる最も詳しい案内書も甦った。         担当 本多海太郎

◎日 時 2018 年9 月20 日(木) 午後6時より
◎場 所 勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分 )
新宿区新小川町5-24
地 図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html

5月読書会のお知らせ   『マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか』

フランシス・ウッド著 栗野真紀子訳 1997 草思社

『東方見聞録』には重大な欠落がいくつもある。西から中国へ行けば必ず通過する筈のあの万里の長城がなぜ出てこないのか? 当時流行していた纏足のことがなぜ出てこないのか? 大生産地中国なのになぜお茶の話しが出てこないのか? これらの疑問を解き明かした結論は……   担当 絹川祥夫

 

◎日 時 5月17日(木)午後6時より

◎場 所 勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)              東京都新宿区新小川町5-24

地図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html

イスマイル・ソモニ峰特集

『スターリン峰登頂記』E・A・ベレツキー著 袋一平訳 ベースボールマガジン社刊  1957年

『レッド・ピーク ソ連最高峰登頂記』マルコム・スレッサー著 坂下心一訳 白水社 1970年

日本人登頂者の写真 近藤和美 1986他

パミールの最高峰は時代によってスターリン峰、コミュニズム峰、イスマイル・ソモニ峰と名前を変えるが,タジキスタン東部の科学アカデミー山脈中に聳える同じ7495mの山である。ソ連邦時代の1933年、アバラーコフによって初登頂され、第二次大戦後になってヨーロッパ隊としてはイギリスのスレッサーが1962年に登った。この二つの記録を当会の会長田村俊介が紹介し、1986年登頂した当会名誉会員の近藤和美が美しい写真で山容を紹介する。パミール・中央アジア研究会ならではのコラボ。(下の写真は近藤和美氏撮影のソモニ峰)

◎日 時 2018年1月18日(木)午後6時より

◎場 所 勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)              東京都新宿区新小川町5-24

地図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html

◎会 費 会員……資料コピー代若干 会員外……コピー代会場費で500円程度


	

11月読書会のおしらせ        『女性大使チベットを行く』

劉曼卿著 岡崎俊夫・松枝茂夫訳 1986 白水社

ラサに生まれ北京で育った(父はチベット化した回族、母はチベット族)うら若き女性が、1929年国民政府蒋介石の使者としてダライ=ラマのもとへ赴く。新しい中国の建設を夢み、孫文の教えを説きつつ、四川省から西康省を経てラサまでわずかな供回りで旅する。              担当 本多海太郎

◎日 時 2017年11月16日(木)午後6時より

◎場 所 勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)              東京都新宿区新小川町5-24

地図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html

9月読書会のおしらせ        『知られざる大地』(のち改題して『永遠のシベリア』)―極北探険家チェルスキー夫妻の生涯   

アルダン・セミョーノフ著 加藤九祚訳 1970年 新時代社

主人公チェルスキーは22年間、著者のセミョーノフは15年、訳者の加藤九祚は5年間、いずれもシベリアで流刑生活を送った。そして三人とも地質、博物、民俗、考古学者として、深くシベリアを探求した。       担当 田村俊介

◎日 時 2017年9月21日(木)午後6時より

◎場 所 勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)              東京都新宿区新小川町5-24

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5月読書会のお知らせ『中央アジア自動車横断』

◎タイトル 『中央アジア自動車横断』ル・フェーヴル

白水社 西域探検紀行全集13

1931年、 フランスの 自動車 シトロエン を使って地中海と黄海とを結ぶ交通路の探検を試みた壮大な企て。東西両端から出発するも、 カラコル ムやパミールは自動車通行不能、 中国側は日本との 戦争や内乱の真っ最中 、さて? 

◎日 時 2017年5月18日(木)午後6時より

◎場 所 勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)              東京都新宿区新小川町5-24

地図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html

◎担 当 本多海太郎

 

2017年1月読書会のお知らせ

◎タイトル 『A Personal Narrative of  a Journey to the SOURCE OF THE RIVER OXUS  by the route of the Indus, Kabul and Badakhshan(オクサス川源流への旅)』         John Wood  1841  John Murray London

◎担 当 井手マヤ

1838年2月アフガニスタンのファイザーバードを経由し、イシュカシムでオクサス川(アム・ダリア、このあたりはパンジ川と呼ぶ)に達し、源流を突き止めようとしてパミール川最上流のビクトリア湖(現地名ゾル・クル)に至ったのは、イギリスの海軍中尉ウッドだった。彼の報告書には当時の東西交渉史の大家 H.Yule が序文を添えている。

ウッドの足跡と併せて当時の「パミール」の理解のされ方をも読み取ってみる。
ウッドはオクサス源流への旅の前に、アフガニスタンへの舟運の便を探るため、インダス川を蒸気船で遡った。その時にこんな光景も見たのかも知れない。(カラチのピール・マンゴウには温泉があり、今でもワニ園がある。絵は同書の口絵より。)



◎日  時   1月19日(木)午後6時から
◎場  所  勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)
             東京都新宿区新小川町5-24
地図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html
◎会  費  会員……資料代若干
       会員外…資料代+会場費=五百円程度

2016年11月 読書会のお知らせ        『唐シルクロード十話』

◎タイトル  『唐シルクロード十話』白水社 2001年刊  スーザン・ウィットフィールド著 山口静一訳%e5%94%90%e3%82%b7%e3%83%ab%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89%e5%8d%81%e8%a9%b1001s
◎担  当  絹川祥夫

サマルカンドから長安にわたるシルクロードの黄金期。
そこに住み、そこを行きかう人々はどのような生活を営んでいたのか――。
同時代の出典にもとづいて再現した十人の物語。(同書帯より)

◎日  時  11月17日(木)午後6時から
◎場  所  勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)
東京都新宿区新小川町5-24
地図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html
◎会  費  会員……資料代若干
会員外…資料代+会場費=五百円程度

2016年7月 読書会のお知らせ

◎タイトル 『西トルキスタンへの旅』上、下
      ランスディル著 大場正史訳 西域探検紀行全集3、4 1968 白水社
◎担 当 本多海太郎

19世紀後半、一人の不思議なイギリス人が、ロシヤから西トルキスタンのタシュケント、フェルガーナ、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァへと主に馬車で旅をした。当時はロシヤが中央アジアの三汗国(コーカンド汗国、ブハラ汗国、ヒヴァ汗国)を併合する過程にあり、ロシヤと英国の緊張した関係の間での旅だった。そしてこれらの地方の詳細な記録を残したが、彼の何が不思議だったのか、また詳細な記録の内容は?

◎日  時   7月21日(木)午後6時から
◎場  所  勤労者山岳連盟会議室(飯田橋駅東口から10分)
             東京都新宿区新小川町5-24
地図 http://www.jwaf.jp/profile/location/index.html
◎会  費  会員……資料代若干
       会員外…資料代+会場費=五百円程度

キルギス人のキャンプ001